歯を失ってしまったら
歯を失った場合に行なう治療法として、「入れ歯」「ブリッジ」があげられます。これらの治療法は保険診療の範囲内でどこの歯科医院でも治療が可能なメリットがある反面、噛む力や見た目(審美性)、耐久性などに課題があるとされています。
また、入れ歯であればお口の中の違和感、ブリッジであれば周囲の健康な歯を削らなければならないという問題があります。一方インプラントは自費診療であり、適切な診察と手術が可能な限られた歯科医院で歯科治療ができないなどといった問題点がありますが、入れ歯やブリッジと比べて、噛む力、審美性、耐久性には大きなメリットを持つ治療法です。
インプラント治療について
- 歯周病が進行して歯を失った
- ブリッジや入れ歯をしたくない
- 入れ歯が合わない
- 見た目をキレイにしたい
- しっかりした噛み心地を取り戻したい
- 事故や怪我で歯を失ってしまった
人工の材料や部品を体に入れることの総称を指します。歯科医院では、歯を失った箇所に、人体との親和性が高い材料で作られた歯根(インプラント)を埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付けます。
当院では精密な検査と診断をした上で、インプラント治療をご提案させていただきます。
当院のインプラント治療の特徴
骨吸収を防ぐための「ソケットプリザベーション」
当院ではインプラント治療に欠かせない歯槽骨の維持のため、抜歯した後にソケットブリザベーション(歯槽骨保存法)を行っています。抜歯すると、歯を支えていた歯槽骨は水平的におよそ12mm~6mm、重直的におよそ4~5mm吸収します。その現象を少しでも抑えるための治療方法です。
いざ、インプラントをしたいと思っても、歯槽骨や歯肉の保持が出来ていなければインプラント治療もできないという場合もありますので、当院ではソケットプリザベーションをおすすめしています。
ソケットプリザベーションの流れ
ソケットプリザベーションの治療費用
使用材料 |
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費用 | 55,000円(税込) |
治療期間 | 個人差はありますが、約半年くらいで歯槽骨は安定します。 |
インプラント治療の流れ
STEP 1カウンセリング
お口の中のお悩みを詳しくお伺いします。
歯を失ってしまった場合は、なぜそうなってしまったのか、原因の探求から行っていきます。
インプラントの内容や治療方法の説明、メリットとデメリットなどを説明いたします。
STEP 2精密検査・治療計画提案
CTスキャンを使用して、あごの骨の密度などを詳しく検査します。
【インプラント治療をご希望の場合】
検査結果や健康状態、かぶせ物の材質の選定、今後のスケジュールや費用を算出し、治療計画をご提案いたします。
STEP 3一次手術(インプラント埋入)
歯茎を開いて、インプラント体を埋め込む為の穴を作り、インプラント体埋め込みます。
埋め込む本数や抜歯・再生治療の有無により、処置時間が変わりますので、ご了承ください。
STEP 4治癒期間
インプラント体が顎骨にしっかりと固定され、傷口が治癒するまで数ヶ月期間をおきます。患者さんの体質や口腔環境にもよりますが、おおよそ、2ヶ月~半年ほどかかります。
治癒期間中は、ご来院の必要はありませんが治療箇所に違和感や異常など感じましたら当院へご連絡ください。
STEP 5二次手術(アバットメントの装着)
骨とインプラントが一体化していることを確認いたします。定着していることが確認できたらインプラントの頭にキャップを装着します。
処置後は1〜2週間ほど、歯茎の形が整うのを待ちます。必要に応じて仮歯を調整いたします。
STEP 6人工歯の装着(完成)
二次手術時で装着したキャップを取り外し、歯となる被せ物を装着します。噛み合わせなどをを調整して完成です。
完成後はメンテナンスに移行をします。
治療費用と期間について
インプラント(1本) | 330,000円(税込) |
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内訳 |
※インプラントガイドが必要なケースがあります |
およその期間 | 上顎 6か月 下顎 4か月 ※様々な口腔内環境により期間は左右されます |
メンテナンスについて
インプラントは、天然の歯と同様にメンテナンスが必要となります。
治療後は3ヶ月〜半年に一度定期的なメンテナンスや検診を行うことをおすすめしております。口腔内の清潔を維持しインプラントが長持ちできるよう、ブラッシング指導などを行います。